TAIJIKU
体軸理論とは
体軸とは
体軸とは
身体の中心を天地に貫く1本の線で「センター」「正中線」「軸」などとも呼ばれています。
よくスポーツをしていると「センターを意識してみよう!」とか「軸がぶれないように」と言われるときがあるかと思います。でも、身体を切ってもその線(体軸)は存在していません。あくまでも体軸とは「意識の軸」(身体意識、体性感覚と呼ばれている)ですので、目には見えない線なのです。
ですので、体軸は自分自身の身体意識として感じられる人もいれば、感じられない人もいます。
体軸を形成するには
体軸を形成している筋肉を「体軸筋」といいます。体軸筋はインナーマッスルです。体軸体幹トレーニングや体軸ヨガを通して体軸筋が使えるようになると、「体軸」が意識できるようになります。これまでと違った身体の使い方や身体をコントロールすることができるようにもなります。
体軸が形成されると
01 姿勢がよくなる
02 手足のバランスが整い歩き方がきれいになる
03 深い呼吸ができるようになる
04 心がぶれなくなる
05 運動センスを磨くことができる
06 ケガや痛みの緩和ができる
07 スポーツの動きに必要な筋肉を使えるようになる
08 身体の緊張がとれ、身体をゆるめることができるようになる
体軸のポイントについて
体軸理論を取り入れていくには、まず自分の身体と向き合います。そして機能的な身体の使い方ができるようになることを目指します。体軸を整えることでアウターマッスル優位の動きからインナーマッスル優位の動きへ身体をシフトチェンジしていきます。体軸が整いインナーマッスル優位の身体の使い方ができると、【最小限のエネルギーで最大限のパフォーマンス・力を発揮すること】ができるようになります。
呼吸は日常生活はもちろん、スポーツをする上でとても重要です。しかし、アウターマッスルがガチガチに固まった身体では良質な呼吸を行うことはできません。良質な呼吸は心身の働きにはとても大切です。そのためにもまず改善していかなければならないことは機能的に身体を使えるようになることです。また、ガチガチに固まった身体は無駄にエネルギーを消費し疲れやすく、ケガの原因にもなります。
機能的な身体の使い方ができるようになると、体軸が整い、それに伴いインナーマッスルを優位に働かせることもできるようなるため、ケガや痛みの予防、運動機能の向上、さらにはプロポーションアップを目指すこともできます。
体軸筋とは
体軸とはあくまでも軸上の意識です。
この位置に軸を形成することで、身体の機能が向上すると考えています。
この軸上には「体軸筋」と呼ばれる骨盤低筋群、大腰筋、横隔膜などのインナーマッスルが存在しています。
※(体軸筋の種類と場所「図1」参照)
この体軸筋が機能することによって、軸は形成されやすくなります。つまり体軸が形成されることと、体軸筋が機能することは相互補完的な関係性があるということになります。
体軸筋は「姿勢」「歩行」「スポーツのパフォーマンス」の動きの基礎となる筋肉です。筋肉は一つの動作をするとき、複数の筋肉が役割分担をしながら同時に働きます。複数ある筋肉の中で、ある筋肉が主導的に働くことを「優位に働く」と言い、逆にある筋肉がサブ的に働くことを「劣位に働く」と言います。
よって、体軸理論を取り入れて行うヨガや体幹トレーニングは、体軸筋が優位に働くようにするためのヨガ、トレーニングで、その筋肉を効かせつつ、運動パフォーマンスを上げることです。
体軸理論を取り入れるメリット
なりたい理想のbodyになれる
・美しい身体のラインになる
・太ももが引き締まる
・レッグラインが整う
・お腹が引き締まる
・ヒップアップ
身体の不調・ケガの予防,改善ができる
・膝の痛みの改善
・腰痛や肩こりの改善
・足裏のアーチの改善
・骨盤の矯正
・姿勢が整う
・身体の緊張をとる
・呼吸器の改善
・内臓などの機能回復
・婦人科系疾患の改善
(生理痛、PMS、
更年期障害など)
・自律神経を整える
姿勢が整い、運動機能が向上する
・インナーマッスルを優位に使えるようになる
・体幹が鍛えられる
・身体のバランスが良くなる
・肩甲骨の可動域が広がる
・股関節を支点に動けるようになる
・身体を緩められるようになる